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【それってどういうこと?】中小M&Aは中小企業だけの話じゃない!(その1)

まーくん

まーこ、ところでさぁ、中小M&Aっていってもいろいろな形があるって話をしない?

まーこ

急にどうしたの?

えっとね、中小M&Aだからといって、中小企業だけが対象というわけじゃないんだよ。

まーこ

ん?

よくわかんない。

中小企業と中小企業の間のM&Aだから、中小M&Aってことでしょ?

まーくん

うん。

十中八九というかほとんどそうだと思ってくれていいよ。

けどね、こんな案件もないことはないんだ。

結論からいうと、中小企業を大企業が買収するっていう話。

まーこ

えー、そんなことってあるのかなぁ。

まぁ、ないことはないと思うけど。

あまりイメージわかないわ。

まーくん

うん。 

そうだろうね。

けど、実は僕は、そういう案件をもっと増えたらいいなと思っているんだ。

まーこもよく知っている通り、今中小M&A市場はどんどん拡大しているよね。

簡単にいうと、それを、数の拡大だけじゃなくて、質の拡大も目指したいと思ってるんだ。

ちなみに逆のパターン、つまり大企業を中小企業が買うっていうケースはさすがに無いよね。

だからこれは無視するね。

まーこ

質と量かぁ・・・。

確かにすごくざくっとしたイメージだけど、大企業の方が中小企業よりしっかりしているっていうふうにみんな思うよね。

まーくん

うん、まぁ一言でいえばそういうこと。

いくつかメリットがあるのでこれからお話しするね。

まーくん

1つ目は、売り手自身が気づいてない良いところを引き出してもらえる可能性があるってこと。

大企業は、M&Aに慣れているケースが多いでしょう?

だから事業の目利きも慣れているわけだよ。

つまり、自分では見えない、より幅広い視野で事業を見て、シナジーを見出してくれる可能性がある。

まーこ

シナジーか…。

M&Aが成功するかどうかって、シナジーをどれだけ買い手が見積もってくれるかによってくるっていうもんね。

売り手もシナジーをいっぱい見込んでくれると高い値段で売ることができるわけだから、まさにwin-winっていうことね。

まーくん

そうだね。

2つ目は、大きな社会課題である事業承継問題の解消に一役買ってくれる可能性があるっていうことだね。

まーこ

事業承継問題ねー。

ほんとにいろんなところで騒がれているよね。

本当に困っている会社が多いから、何かそこに可能性があるような気がするのはわかる。

まーくん

後継者がいないっていうことは何かしら問題を抱えているはずだから、正直、まぁ売り手候補として考えられる中小企業はそんなに数が多いわけじゃないとは思うけどね。

でも、ある程度規模の大きな中小企業なら、後継者問題に悩んでいるときは、買い手を中小企業に限定するのではなく、思い切って大企業にアプローチするのもありだと思うよ。

だって失うものは何もないんだから(笑)

まーこ

そうね!

当たって砕けろっていう感じ。

ただ大企業とコネががないM&A専門家じゃそれは無理だよね?

まーくん

その通りだね。

だから、もし大企業に売りたいっていう気持ちがあるならば、実績豊富・経験豊富なM&A専門家にサポートを依頼した方がいいだろうね。

3つ目。それは売り手のステークホルダーが安心するってこと。

まーこ

ステークホルダー?

また、なんか難しい言葉使っちゃって(笑)

ちゃんと説明してよ。

まーくん

はいはい(笑)

ステークホルダーって「企業の活動によって直接的・間接的に影響を受ける人々や団体など利害関係者」のことをいうんだよ。

具体的に言うと、株主、従業員、取引金融機関、取引先、つまり仕入先や販売先だね、顧客、地域住民とかが想像しやすいんじゃないかな。

そんなに難しく考える必要はないんだよ。

たとえば、わかりやすい例で言うと、売り手の従業員、取引先。

そういう人たちって、大企業に売れたらどういう風に思う?

まーこ

うーん、そうだなぁ、、、やっぱり大企業って信用があるし、対外的な評判っていうことを考えると悪くはない話だよね。

まーくん

うん、そうだろうね。

基本的にはそういう話だと思う。

特に従業員は嬉しいだろうね。

M&Aの後は大企業の一員として働けるんだから。

ただ、M&Aを契機にリストラとかあるかもしれないから、そこはちょっと気になるところではあるけどね(汗)

取引先も、「今後取引が維持できる可能性が高くなるから安心!」というふうに思うケースもあるだろうね。

ただ、大企業が取引相手になるわけだから、取引条件が厳しくなるといったデメリットもひょっとしたらあるかもしれないから、そこは注意だね。

まーこ

何か聞いていると、売り手にとっていいことずくめの感じがするね。

そういう案件がどんどん増えていくと、売り手・買い手だけじゃなくて、社会全体もメリットを享受できるっていう感じがする!

まーくん

そうでしょ(笑)

けどね、そんなに簡単ではないところもあるんだよ。

当然といえば当然なんだけど、中小企業が優良企業の場合だったら売れる可能性が高いわけなんだよ。

これは、さっきメリットで3つ話したところと繋がること。

だから、次回は、その観点から、大企業に売却するためのヒントをいくつか話すことにするね。

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