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【悲痛な叫び!】絶対M&Aで失敗したくないんですけど、どうすれがいいですか?

実はよくお客さんからこういうことを相談受けるんですね。

「M&Aってすごく面白そうなんだけれども、やるからには結構お金もかかるし…絶対失敗したくないんだよね。」

これって当然と言えば当然の気持ちですよね。

しかし、言われたほうは困っちゃうっていうのが正直な気持ちです…。

けど、それで終わっちゃうとプロとしては失格なので、いろいろ方策を考えてみました。

もしよかったら参考にしてください。

あ、最初に言っておきますが、これは買い手目線での話ですから、その点ご注意ください。

ポイントは3点あると思っています。

  • 準備を怠らない
  • ケチらない
  • ある程度M&Aの専門知識を持っておく

準備を怠らない

これは、M&Aの検討を本格的に始める前に、しっかり事前準備をしておくということです。

一言でいうと買収戦略の立案です。

中小M&Aあるあるですが、行き当たりばったり的にM&Aプロセスに入っていく場合が結構あるんですね。

いい悪いは別にして。

大企業と違って、リソースが潤沢にあるわけでもないですから。

「なぜM&Aをするのか」、「どのように進めるのか」、「何を買いたいのか」といったところを整理するということです。

これはちょっと時間かかるので別のところで解説したいと思います。

ケチらない

すごくいやらしい言い方をして申し訳ありません。

M&Aを行う場合、いろんなコストがかかります。

一番重要なのは、いかに安く買うか、という事でしょうね。

しかしながら、安かろう悪かろうっていうのは絶対避けなければいけない結末ですよね。

中小M&Aでは、そもそもM&A専門家を雇わなかったり、雇ったとしても、コスト重視でサービスの質や量が二の次になっているケースがちょくちょくあります。

しかし、M&Aにあまり詳しくないという経営者や、ちょっとでも心配だという経営者は、多少予算よりもコストをかけてでも、うまくM&A専門家を使ったほうが結果的には良い場合が多いと思います。

M&Aに手慣れた方だったら別でしょうけど。

ちなみに、これは僕はM&Aアドバイザーだからそういうこと言ってるわけじゃないんですよ。

困ったケースを何回も見てくれるので、注意喚起したいって言う純粋な気持ちです(笑)

確かに、M&A専門家を雇ったことによってM&Aの成功確率がどれだけ上がったかっていうのは比較するものがないので解りません。

しかしながら、少なくともマイナスになることは無いはずです。

でなぜそこにこだわるのかと言うと、M&Aをクロージングしてから、その後に多額の隠れ債務を発見したり、想定していたシナジーが実現できなかったり、ということになるとM&A専門家に支払う費用コストをはるかに上回る損失が生じかねないからです。

また、これはケースバイケースでしょうが、譲渡価格に占めるM&A専門家の報酬の割合は、さほど多くないこともあるでしょう。

特にある程度大きな中小企業のM&Aの場合は。

こういう例えが正しいかどうか分かりませんが、M&A専門家を雇うことは一つつの保険ともいえるのではないでしょうか。

あとは、「保険料が高いかどうか」、「保険料に見合うだけの腕前があるかどうか」という判断のところかなと思います。

ちなみに、M&A専門家の報酬が高いかどうかという点については、別途解説していますので、そちらもご覧いただければと思います。

ある程度M&Aの専門知識を持っておく

中小企業の経営者は必ずしもM&Aのプロではないのが普通でしょう。

そして、M&Aのプロになる必要は別にありません。

しかし、M&Aを行うにあたって、専門知識が多ければ多いほど損はないのは間違いありません。

当然かと思われるかもしれませんが、少し耳を傾けてください。

理由は2つです。

いずれもベースにあるのが、「コミュニケーションの質を高めることにつながる」ということで共通しています。

まず、売り手との協議・交渉において優位な立ち位置に持っていける可能性が高まるということです。

慣れてないことだと、人間は不安を感じるものです。不安なのは当たり前です。

ある程度M&Aの専門知識をかじっている状態で挑めば多少不安が和らいた状態で挑むことができるでしょう。

これは心理面でのメリットです。

現実面でのメリットとしては、専門的な知識をベースに議論をした場合、相手に対し説得力のある意見を主張できるということです。

例えばですが、買い手がM&A専門家を雇っていない一方で、売り手がM&A専門家を雇っている場合、この場合、買い手はM&Aの協議・交渉においてかなり苦戦してしまう可能性があります。

しかし、ある程度の知識があれば、売り手のみならず、売り手を支援しているM&A専門家に対しても納得感のある協議にもっていくことができる可能性があるということですね。

もう一つですが、先程の「ケチらないこと」とつながるのですが、自分がM&A専門家を雇ったときに、有効かつ効率的なコミニケーションができるということです。

買い手自身がある程度M&Aの知識があった方が、M&A専門家に自分の思っていること、希望することなどがスムーズに伝えることができるので、お互いディスカッションが噛み合うわけです。

もしなんにも知識ない状態だと、そもそも論からディスカッションを始めなければいけないわけですからね。

例えば、「デューデリジェンスがなぜ必要なのか」、「企業価値評価ってこういう風にやるんですよ」とかそういう塩梅ですね。

その場合、コミュニケーションに通常よりも時間がかかるため、M&A専門家の工数が増えることになってしまいます。

そのため、場合によってはより多くの報酬を支払わなきゃいけない可能性もでてくるわけですから「ケチれるところがケチれなかった」ということになってしまいます。

まとめ

以上、いかがでしたでしょうか。

”M&Aの成功確率はそれほど高くない”といった意見はよく聞きます。

しかし、僕はそうは思いません。

他のところで解説しますが。

ビジネスには失敗がつきものです。

それは日々の商売であったり、設備投資であったり、新規に事業開発したり、新商品を開発したりなどなど…

それと同じ話だと思うんですね。

ただ一つ違うとすれば、一般的にM&Aという取引は企業に与えるインパクトが大きいという事でしょう。

そこで、上で述べた3つのポイントを意識して行動していただければいいなと思うのです。

それだけでも相当程度はリスクを抑えれるという気がしますので・・・

皆さんはどう思われますか?

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